■具体的にどのような疾病を治療しているか?
【1】広汎性発達障害
(小児自閉症とその関連疾患、レット症候群、アスペルガー症候群などを含む)
@早期発見による母子の小集団訓練(現在は地元の方々を対象として)。
A不眠・夜泣き・睡眠リズムの崩れ、あるいは興奮症状、その他ストレスによる問題が多い小児には、特別なカウンセリングや、慎重な薬物療法。
B成長してから、興奮状態、或いはゆううつ症状態を示す方々に対する心理療法・薬物療法。
Cこの病気では、言葉の理解が悪いという基本症状があるため、この問題で困る方々へのカウンセリング。
【2】注意障害・多動症候群(ADHD)
学校などから、この診断名で紹介されてきた例でも、専門家からみると、後に述べる行為障害である例が多い。本来のADHDは、家族指導、複雑な薬物療法などが有効。
但し、リタリンは副作用が多く成長後もマイナスの作用が多いので使用しない方が良いので、当クリニックでは使用を避けている。
【3】行為障害
(種々のストレスに対する種々の問題症状を持つ方々)
このなかには、明らかな環境原因が誘因となっている例が多い。しかし、その他の原因で、行為障害を示す例もあるので、慎重に原因分析を行う。
カウンセリング、薬物療法が必要。(自律神経系の変化によると思われる身体症状を伴う例もあるので、この面の検査が必要な場合もある。)
【4】チック、場面かん黙、不安神経症、抑うつ状態など。
【5】不登校(治療が極めて困難な例もある)
【6】知的障害
【7】発達障害があるために、成人して種々の悩みを持つ方々